うさが日常思うことをはき出すブログです。うさの魂の避難所です。表世界で波風たてずに生きるために、ここでヨイもワルイもはき出してます。
2008年02月01日 (金) | Edit |
テレビ君急逝ショックで遅くなりましたが、舞台の感想というか備忘録なのです。

ナイロン100℃の舞台『わが闇』を見てまいりました。

まず言い訳。うさは演劇を見るのは好きですが通ではありませんので、適当なこと言ってると思いますがご容赦ください。

ナイロンの芝居は演出として、タイトルとか出演者とかト書きとかを、映像をつかって舞台上に映し出すので、テレビっぽいですよね。しかも、出演者もテレビドラマで活躍されてる方々なので、余計にテレビをみてるみたいな感じになります。
もちろん、そんなだけではなく、舞台では表現の難しい、役が見ているであろう幻覚を見えるようにしたり、印象的なシーンを映像でリピートすることによって強められたり、やっぱり舞台の演出技術のひとつとして有効に使われてるなぁ…と思います。

さて内容は、とある小説家の父と3人の娘たちの家庭の話。普通の家庭とは言い難いのかもしれないけど、いや、案外普通の家庭の話。
実母は神経質が過ぎて自殺をしてしまい、父は正反対の奔放な女性と再婚。末っ子はそれがいやで(?)高校出てすぐくらいに家を出て女優に。だけれども不倫スキャンダルで潰れて実家に帰ってくる。次女は古本屋に嫁いで一女をもうけていたんだけど、その古本屋が旦那のタバコの不始末で火事になり、それで一人娘を失い、旦那共々実家に帰ってくる。長女は中学生くらいの時から小説で頭角をあらわして、父より売れる作家になり、ずっと家で執筆活動をしている。父親が倒れて、彼の作家としてのドキュメンタリーを撮りたいという映画制作の青年とカメラマンがやってきて、その他、関係者が家を出入りする。娘達が小さい時から、父のファンで書生というのは名ばかりのお手伝いをしている三好も他人ながら一家を見つめていて、第三者の介入や視点で、家族のメンバーそれぞれの秘密や想いが暴かれ語られるという進め方ですね。
ケラさんの作品でうさが見たものはわりとそんな感じで、家族のつながりというのは良きにつけ悪しきにつけ強いもの…みたいなね。

間10分の休憩を入れて、3時間越え。…長かった。でも退屈せずに、かといって夢中になるという程でもなく、淡々と楽しみました。

なんてゆうか、もっと深く掘り下げるかと思いきや、案外あっさりしてました。いや、あっさりはしてないな(^_^;)。でもなんだろ、思ったほどは重くなかった。人それぞれ何かを抱えて生きてるのだな、ということが伝わるけれど、特に誰の人生をフィーチャーするってほどでもないし(主役は長女なのかもしれないけど)、それぞれの状況を詳細に説明するでもないし、特に訴えかけたいテーマを具体的に感じるってことでもありませんでした。
…なんだけど、なんか、よかったんですよねぇ…。伝わらないと思うけど(^_^;)。
わりかしたくさんの登場人物がいて、それぞれの状況がそれなりに説明されている。その中の誰かに感情移入してもいいのかもしれないけど、引き込まれるほどは描かれていないと思う。

…うさ的には、その、「みんなそれぞれいろいろあるんだよね」みたいのがよかったのかも。
世間て案外普通のようでいて、ドラマみたいな出来事があったりするものだけど、わりかしサラっと生活してるもんですもんね。

最後に何かオチというか、びっくりするようなことがあるかと思ったら結局特に何もなかったので、あっさりしてる印象なのかも。あ、いや、長女が病気でじきに失明するっていうのはびっくりするようなことなのかな?でも話の筋にはそんなに関係ないし(主役の行動の動機がわかるという点では重要な事実だけど)、それ自体は狙いではないはずだ。
目が見えなくなる前に父の映像を見たかった、父は次女ばかりをかわいいといい自分を愛してくれていたかはわからないけど、自分は父が大好きだったと思う長女に、実は父はちゃんと愛していてくれたことがわかるシーンにはジーンとしたけど、それが主題だったと思うほどには印象深いわけでもない。

こういう、劇団系のお芝居というと、おどろおどろしかったり、斜に構えてこねくり回した感じがあったりすることもある印象なのですが、ナイロンはそういうことあんまりないですねぇ…それともうさの偏見は古すぎ?(^_^;)。や、でも今でもそんな芝居ありますよね。うさはが観た某劇団のは(2種類しか観なかったけど)そんな感じだったもの(しかも両方とも似たような話なのでもう次から別の作品も見なくていいや~てオモタ)。

結局観る側のうさと作家や演出家との相性なんでしょうね。うさはナイロン(つかケラさん)の作品はいまのとこ4作くらい観たかな、まぁまぁ相性がいい方だと思います。どれも結構好き。そのわりにストーリーなんかはあんまり覚えてないんだけど(^_^;)。

ナイロンの舞台セットって結構好きです。家具の雰囲気とかがお話に合ってるというかお話の雰囲気を演出するから。階段とかバルコニーとか、わりと立体的ですよね。ナイロンだけってわけじゃないけど、ナイロンもそういうの好きなんですかね。
それとやっぱり映像を使っての効果も好き。情景にひびが入ったり光が走ったり。

今回出演していた坂井真紀ちゃんはうさ好き~。かわいかったし細かった!お芝居もさらっとしていて好きだな。
岡田義徳は実はちょっと苦手なのだ。うさにとって岡田義徳は、木更津キャッツアイの「うっちー」だから、普通の彼、ましてやかっこつけてる彼なんてっ×××
…つか、普通の彼は特別芝居がいいとか彼自身が魅力的だとか、うさには思えないんですよね。見た目が坂上忍に似てるしお芝居も似てる感じで、どうも違和感が…坂上忍が嫌いなわけでも岡田義徳が嫌いなわけでもないけど、なんか違和感がある、それだけです。

大倉孝二は個人的には好きですが、ああいうイマドキなキレキャラの彼はそんなに好きでもない(でもあんな役多いっすね)。

カーテンコールでケラリーノサンドロヴィッチ氏が出てきました。
ケラさん…また太った?どうも、有頂天の時のケラのイメージが強いので、人間てこんなにかわっちゃうんだぁ…と何度みても思います。顔は変わってないですけどね。化粧しなくてもマリオネット顔だもん。


ちなみに今回、前の方のわりかし見やすい席だったのですが(オペラグラス無くても表情までちゃんと見える)、後ろに座ったカップルがうざくて、席運的にはアウトな感じでした。
“俺ナイロンマニアだぜ”て感じの、知ったような(いや、とてもよく理解してるのでしょうが)笑いをするカップルで、うさの後ろの男の方なんて、うさの頭の真後ろで笑ってるかと思うほどに声がでかい(-_-)。しかも笑いのツボがうさとは違う!うさから言わせれば、「浅い」(笑)。「どうしてそこで笑うかな?とむかつきそうになりましたけど、まぁそれは解釈と楽しみ方の問題で、どちらが深いとか浅いとかじゃないしね。単に合わないだけなんだけどもさ。
自由に観ていいとはいえ、部屋でDVDを観てるのではないし、やはり最低限公共マナーってあると思うのですけどもね。リラックスしすぎで、うさのシートの背中をどすどす足で突くのにはムカついて、心のデスノート…と思ったけど、名前も顔もわからんかった(-_-)。

まぁそんなわけで、舞台に集中しきれなかったけれども、うさはケラさんの作品は比較的好きです。今回もそれなりに楽しみました。

あさっては、初めて『キャッツ』を見に行きます。劇団四季は、子供の頃、うさの実家のあるまちに来た『ジーザスクライストスーパースター』以来ですよ。かれこれ20年以上ぶり(爆)。キャッツシアターってのも初めてなので楽しみです。

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