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うさが日常思うことをはき出すブログです。うさの魂の避難所です。表世界で波風たてずに生きるために、ここでヨイもワルイもはき出してます。
2017年05月13日 (土) | Edit |
最近、映画もお芝居も記録を怠っておりました。記録すべきなのにしなかったのは、トニの戸惑いの惑星と神田さやかちゃんのキューティーブロンド。あとで、例え短いメモでも、思い出して記したいと思いますが、今日は、岡准の「追憶」をメモ程度に。


バカみたいなことだけど、最近は洋画だと、吹き替えだの4Dだのその他色々わけわからない上映があって、単純に日本語字幕のオリジナル洋画を見たいだけなのにすごいストレスかかって、挙げ句実はそれは上映してないとか朝早いか夜遅いかとかでムキー(*`Д´)ノ!!!てなること多いので、封切ったばかりの有名俳優主演の日本映画を観に行くのってこんなに気楽なんだ!ということに感動(笑)。
レディースデイだったため女性が多いなと思ったけど、そも出演者を考えたら女性が多いのかな。
上演前に隣のおばちゃんが持ち込みのパンとドリンクを恥ずかしげもなくバクバク食べなおかつ人がその前を通ろうとするのにロクに荷物もどかさず食べるのを邪魔されたくらいの感じでしぶしぶ避けるのにイラッとして、持ち込み禁止ですよとゆってやろーかと思いましたが、それはそれで不快なので、下品な人間につける薬はないとわざと心の中で思いきり蔑んでやって無視することにしました。私が直接困ることなら正しさとか関係なく主張するけど、持ち込みはマナーであって映画館の人もあきらかな損害を被るという訳じゃない以上、第3者の私が正義を振りかざすみたいのもどうかと思ったので。

話が大幅に脱線した。
で、映画ですが。まずConclusionとして、いい映画でした。あ、こういう良さがあるんだなーって、新発見というか、昔の名作ってこういうんだったな、と新作でも納得できるというか。

キャメラマン(あえてこの言い方)がすごいとはこのことか!と納得できました。私は素人ですから映像がいいかどうかなどわからないんですよ。でも結局「画」で魅せられたんだろうなと思ったので。結局、風景というか、心象風景というか、役者の佇まいが表現するものというか、そういう漠然としたものがすごく染みた映画だったので、それはカメラワークのなせるわざなのかなと。

ストーリーは末節までわかりやすいものじゃないんですよ。難解なのではなくちゃんと描いてない。登場人物たちがずっと抱えていたものに関する出来事にまつわる事柄が起きてからそれが解決するまでの時間に起きたことだけを描いているんですよね(回想シーンも説明のためでなく、登場人物がその時に思い出してることしか描かれないから、見てる側に対して不親切というか(笑))。多分ちゃんとすると余計なとこが長くなったり、不条理が浮き彫りになって大事なとこがボヤけたりしてまとまらないから。それでも、見てる側はそれぞれ何かを感じたり何かに共感できたりするような、そんな作品でした。絵画で言えば精密画ではなくかといって抽象でもなく、印象派とでも言いましょうか、描きたい事柄が制作者側にちゃんとあるのだけれども、それをたった一つにしないというか、輪郭に滲みのような余白をもうけるというか、輪郭をそもそも描いてないというか、受け手の感性を伴って仕上がる作品にしたかったのかなと思うような、そんな映画でした。

小栗旬ちゃんはそれをとても自然に演じてらした気がします。私、彼にはあまり興味がなかったのでそういやまともに芝居など見たことなかったけど(ドラマの予告とかで見る限り悪意で言われる“ジャニタレ”と同じじゃんて思ってた)、ホントにちゃんとした役者さんだったのね、などと今さら不届きだったことを反省したよ。准ちゃんは主役なこともあって少し濃いめの演技でしたけど、それも旬ちゃんや他の人たちとの兼ね合いのなかでとてもいいメリハリで、それは多分それありきの濃いめの演技なんたろなって感じでした。岡田が演じるあっちゃんの真面目さや未熟さが、旬ちゃんのさらっとした演技による真面目さと大人さの表現と対比することでとてもよく伝わって、そういう幼馴染み関係ってあるよなって、説得力に繋がりました。

映画の主題には大きく関わりはないけど、奥さん役の長澤まさみの演技、存在もなかなか沁みました。四方の背負っているものの重さが、彼女の苦しみからも滲むし、彼女自身もなにも背負ってないわけじゃないし、一緒にいるのに助け合えない寂しさや切なさみたいのが、じわーと感じられて。この二人のシーンもとても印象に残りました。


そして結末がまさかの…で、柄本佑さん演じる男が哀れでした。妻のため頑張ってるのに空回ってあんなことに…。でも妻の気持ちもわからなくはない。妻のためとは言うけれど、妻からすれば夫は“妻のために工場を守る俺”が主体であって、工場をたたんででも安定した生活をと望む妻は見ないふりに思えたんだろうなと感じたし。

四方もそうだけど、男って言葉少なすぎるし女の気持ちはわかんないし自分勝手だよなぁと。旬ちゃんは妻の気持ちとか状況とかをきちんと把握して配慮して安心を与えられるだけの甲斐性のあるいい男だった(役柄が)。

物語としては、男たちの心模様と人間模様が詩的に描かれた、じんわりした映画でしたね。多分その後旬ちゃんと准ちゃんは夫婦ともども時々は交流を持てるようになったんじゃないかなと妄想も出きる少し明るめなエンディングだったし。

普通に良い映画でした。

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